フイガーチエツカーの内緒話

日本ダンススポーツ連盟
技術部
牛込恵子

フイガーチエツカーって何なのか皆様ご存知でしょうか?6級から4級までのJADAの公認ランキング競技で踊る選手をじっと見つめて、違反のステツプがないか点検する役目をする人のことです。

中には、ああ、あの、退場口に構えていて 「背番号0番」と呼び止めるおっかない?関所の事かとお判かりの方もあるでしょう。ウンウン、実は俺も捕まったことがあるなあ、ありゃドキツとするよと心当りがある方もおいででしょう。

6級から4級まではJADAの定める規定フイガーの範囲内で、つまりかなり限定された基礎的ステップのみによって競技することになっています。なぜこんな決まりになっているのでしょうか。

まず、JADA規定フイガーはJADAの考える初心者の指導要領であるという点です。初心者にダンスの手ほどきをするのは、赤ん坊に離乳食を与えるのに似ています。ミルクが飲めるという前提が歩けるということ。いくら旨いからといって赤ん坊にいきなり大とろの鮨やカルビ焼肉を食べさせるわけにはいきませんから、

まず、果汁やゆるいお粥なんぞを与えますね。このあたりがブルース、マンボ。だんだんカボチヤのつぶしたのや煮込みうどんなんぞが食べられるようになって、四級あたりでハンバーグが食べられるようになったと、考えて頂ければ良いでしょう。 皆様自分がダンスを習い始めたころのことを思い出してください。まわりの先輩達がいろんなかっこいいステップを踊るのを羨望の眼差しで見つめていたのではないでしょうか。

確かに、新しいステツプを覚えるのが楽しくてしょうがない時期が誰にでもあります。但し、ベーシツク(基礎)がおろそかなままで度を越したバリエーシヨンに走るようでは、もはや砂上の楼閣と言わざるを得ないでありましょう。おもしろいことに、ダンスのキヤリアが進むに連れて、かなり上手になってからある時突然、ベーシツク(基礎)が大切だということを悟る時期が来るのです。それがその人のダンスの質が向上する転機だと私は考えています
(DANCE DANCE DANCEより一部抜粋転載)



t_mail.gif
メール

t_rollh.gif