ザゼンソウ

    
ザゼンソウ 
(サトイモ科)

 この花は姿かたちが面白い。赤みを帯びた茶褐色の仏炎苞の中に、黄色の花がある。ザゼンソウの名前の由来は花の形が、座禅をしている僧のように見れるからである。
 同じサトイモ科のミズバショウと同じように、湿原や山地の湿った林の下に生える多年草である。
 雪国植物園では中腹の杉林の下に、約四百株が雪解け後すぐに咲き始める。独特の悪臭があるが、変わっている花姿故に人気が高い。