ウツボグサ (シソ科)
三十a止まりの草丈で背を揃えて群れてたっていると、美しい紫色が一段と好ましく映る。 草丈の割に花穂は大きくその形が矢を入れる道具であるウツボ(靱)に似ているので命名されたもの。 花が終わるとそのままの形で薄い褐色の枯れ草の状態になる。それ故に夏枯草(かこそう)という漢方薬の名前を持つ。 漢方薬の使い方は花穂が変色する前後に花穂だけを採り日干ししたものを煎じて利尿薬とした。