ウスバサイシン 
(ウマノスズクサ科)

  薄葉細辛と書く通り、越後に普通に見られるコシノカンアオイと比較して、葉が薄く弱々しい感じである。花も小型で肉厚は薄くややピンクを含む薄緑色で可愛いものだ。
 山地のやや湿ったような場所に生えている。多年草である。葉は長さ6、7aのハート形で長い葉柄がある。
 雪国植物園のものは見本に植栽されたものだが、十分に生育しているようだ。カンアオイ属はギフチョウの大切な食草だが、ヒメギフチョウはウスバサイシンを主に食しているらしい。