ウド 
(ウコギ科)

  美味な山菜として代表的な存在で、この植物の名を知らぬ人はいないほど有名だが、真夏に咲くウドの花を見た人は案外少ない。
 ウドの大木と言う言葉があるが二b近い高さとなり枝分かれしてその先に球状の白い花をたくさんつける。この次々と咲く白い花にはヒョウモンチョウやスズメバチ、ハナバチが群れて集ってくる。やがて秋になると黒紫色に熟した三_ほどの液果となる。そうするとヒヨドリやメジロが競って食べに来る。互恵の関係ではあるが恵み多い草である。