ツユクサ 
(ツユクサ科)

  道端の草地などで、梅雨の季節から秋まで次々と咲きつづける一年草である。
 ごく普通のおなじみの植物だからしげしげと見ることがなかった。先般、珍しくルーペを使って見ると、中心部の黄色の葯の三本が青紫色の花弁の側にあって色彩の素敵な調和に感激してしまった。
 露草と書いて雨滴の似合う花だが、古くはツキクサ(着草)と呼んでいたそうだ。この青紫色の花の汁を布にこすりつけて染めたことからきている。