ツルリンドウ (リンドウ科)
つる性の多年草で他の草木に絡んで七、八十aになる。 リンドウの類であるからやはり秋口に花期を迎えるが、色も地味であり小さくもあるので目立つものではない。花は対生している葉の脇につく。 ところが晩秋になると、評価は俄然変わる。枯れ残った花から突き出るようにして真紅の実が連なってつき見る人を喜ばせてくれる。 リンドウの仲間で液果を実らせるのはツルリンドウだけ。