ツクバネソウ2

    
ツクバネソウ 
(ユリ科)

 草全体の姿が羽子板でつく羽のついた玉に似ているので「衝羽根草」と呼ばれる。茎の高さは十五a〜四十a位で、数十本の株立ち状で見れることが多い。四枚の大きな葉のつけ根から長い柄を一本立てて、その先に地味な淡い黄緑色の花を一個つける。花が終わると、黒紫色の球状の実を結ぶ。
 やや暗い雑木林の下に見られる多年草であるが、名前のせいで覚えやすい山草の一つである。