トキワイカリソウ1

    
トキワイカリソウ 
(メギ科)

 花姿が船の錨にそっくりで、イカリソウの名前は納得できる。雪国植物園にあるイカリソウは、太平洋側のとは違って冬でも葉や茎が枯れずに残り、今春の花が咲く頃に世代交代する。従って常盤錨草と呼ぶ。
 分布は北陸、山陰の日本海側に多く、ほとんどが透明感のある白花である。関東地方のイカリソウはピンクの花だが、トキワイカリソウにもピンクの花がところによっては存在する。又うすい黄色のキバナイカリソウもある。