タマガワホトトギス1

    
タマガワホトトギス 
(ユリ科)

 片仮名でこの名を見たとき東京の多摩川の上流にあるのでついた名かと早合点の間違いを犯してしまった。
 実は玉川ホトトギスで、この花の色が黄色故にヤマブキに見たてヤマブキの名所である京都の玉川の名をつけたとか。
 深い山の湿った谷すじに生えている。草丈は五十a位で、広い卵形の葉が茎を抱いてついている。ホトトギスの名は黄色の花に紫色の斑点があり、その模様が鳥のほととぎすの胸毛の模様に似ているから付けられたと言う。