タケニグサ 
(ケシ科)

  雪国植物園にも、二bにもなる大柄なこの植物が多く芽を出し、あちこちで繁殖している。周辺の風景と似合わない気がしたものだから、大鎌で刈り取ったりするのだが、その後で再び芽を出し育つ強い性質である。切ると黄色の有毒の乳液が出るので昔は害虫の駆除に使われたとか。
 日本ではどちらかというと雑草扱いだが、欧米では園芸植物として愛好されている。多分、庭の広さが違うからだろう。名前の由来は竹似草。茎の中空の点が竹に似ているからである。