ササバギンラン1

    
ササバギンラン 
(ラン科)

 山野草に興味を持ち図鑑を買ってすぐに名前を覚えたものにキンラン、ギンランがある。日常的に金銀の対比に慣れていたからであろう。
 しかし、実際に山歩きをして最初に見つけたのはササバギンランであった。やや乾き気味の雑木林の中で咲いていた。ラン科の中でこの種のものは群落にならず、あちらに一本、こちらに一本という具合である。雪国植物園では、キンラン、ギンランも見られるけれど、数の多いのはやはりササバギンランである。