リョウブ 
(リョウブ科)

  樹皮は茶褐色で薄く剥がれ落ち、ナツツバキに似て、茶色とグレーの斑模様が美しい。床柱や建築材料として利用され、また、和風の庭の植栽木にも使われている。
 花期は夏、枝先に数本の穂状の花序をつける。花のひとつは七_ほどで、散るときは花弁がバラバラとなるので根元が花吹雪のように白くなる。
 この木の若葉は昔からご飯の中に増量材として使われた。かって飢饉の際に食料とするように官令で植樹されたので令法(リョウブ)の名がついたという。