ポントクタデ 
(タデ科)

  ポントクタデを見るといつも可哀想な奴と思ってしまう。
 刺身のつまに使うヤナギタデは葉に辛みがあり役立つことから、マタデ、ホンタデの名前で敬意を表されているが、ポントクタデはヤナギタデに似ているけれども、辛みが無いことからポンツク(愚鈍者)の意味のポントクと呼ばれた。草丈は両者とも八十aくらい。葉は本種のほうがやや広く、花は株が緑で上部がピンクだ。ヤナギタデより美しく見えるのに可哀想なタデである。