オヤマボクチ1

    
オヤマボクチ 
(キク科)

 秋深く、この花の終わった後の姿が面白い。盛期の花も変わっていて、アザミの親分のように感じられる。
 茎の高さは一.五b位で、花も大型で直径四、五aにもなる。花の終わったあとドライフラワー状の頭花が、初雪の白の世界で直立しているのを見ると、何故か厳しい男のイメージを受ける。
 この草は通称「山ごぼう」で、若菜は笹ダンゴのもち草として使われる。