オトギリソウ1

    
オトギリソウ 
(オトギリソウ科)

 この山草の名の由来は平安時代の恐ろしい伝説話の中にある。鷹匠の兄が傷ついた鷹の傷を治す薬をこの草から作っていたという。
 その秘密を弟が人に知らせたため、兄が怒って弟を斬り殺した話しである。従って、「弟切り草]と名付けられたとか。
 雪国植物園では日当たりに良い湿原や道端に普通に見られ、四十a前後の草丈の上部に黄色の花を点々とつけている。
 命名の特異性で覚え易い山草である。