オモダカ 
(オモダカ科)

  池や田の中に生える多年草で草丈は四十aから七十a位だ。人の顔を思わせる矢じり型の葉から「面高」の名がついた。夏から秋にかけて三輪生の白い花をつける。
 これによく似たものにアギナシがあるが、こちらは葉の幅が狭く鋭い感じを受けるが、葉先が丸い。オモダカは先がとがる。
 水辺で繁茂するが花が草の割に小さいので楚々とした美しさである。この変種に球形の大きなクワイがある。オモダカは球形と種子で増殖する。