モミジガサ　（キク科）

　花より葉を集めた草姿が良い。命名もその特長による。葉がモミジのような形で、姿が傘のように展開している。特に春の芽出しの時見ればズバリ、モミジ傘そのものである。
　生える所は山の木陰や沢などの、やや湿った場所である。花は枝分かれした茎の先に円錐状につき、白く小さい花はあまり目立たない。若芽のときは山菜として利用される。俗名シドキと言う。