ミズヒキ1

    
ミズヒキ 
(タデ科)

 雪国植物園では薄暗い杉林の中で多く見られる。
 細長い針金のように花茎を伸ばし、その長い穂に点々と五_くらいの花をつける。
 この花穂を上から見ると赤く下から見ると白く見えることから紅白の水引に例えられた。何故なら、花びらのように見える四枚の萼の上側が赤く、下側が白いからである。
 しかし、尤も美しく見えるのは赤い実の付く頃で、林下で細いしなやかな花穂がわずかに揺れ動く様子は仲々に良いものだ。