ミヤマイボタ 
(モクセイ科)

 雪国植物園内に一株、こんもりとしげる大株のものがある。新緑の頃、枝先に白い筒型をした小さな花を円錐状に沢山つけて咲いていると結構美しい。秋には黒っぽい実となる。
 何年か前、この木の葉が初夏に全くないので枯れたかと思ったことがある。
 しかし、二ヶ月くらい過ぎてその木を見ると葉がきちんとついていたのでびっくりしてしまった。理由はあとでわかったことだが樹皮につく白いイボタロウ虫のせいだった。名の由来はイボタロウ虫の木からのもの。