ミソハギ (ミソハギ科)
田の溝側など湿ったところでよく生えている。だから溝萩(みぞはぎ)かと思い違いをしがちだが正式には禊(みそぎ)萩(はぎ)である。 この花は暑いお盆の頃に咲くので盆花として使われ、方言はズバリぼんばなである。栽培もされる。 草丈は五十〜九十a位で、枝分かれして直立し、茎の上部に濃紅色の小花をびっしりつけて群生している。 炎天下にこの花の群生を見ると、周辺が濃い緑一色であるだけに、花が赤い固まりに見えて一層暑い夏を意識してしまう。