メタカラコウ
 
(キク科)

 深い谷筋のうんと湿っているところに生えている。豪快な感じを受ける山草で、花も葉も草丈も全部大型である。一bを超える。
 葉はふきの葉を大きくしたような感じだし、直立した花茎も太くたくましく、その先の花穂には黄色の花が房状に沢山ついて二十aにもなる。
 名前の由来はこの草の根茎に竜脳香と同じ香りがあり、竜脳香のことをタカラコウとも言うことから名付けられたとか。
 残念ながら竜脳香の香りがどんなものか知らない。