コシノカンアオイ 
(ウマノスズクサ科)

 春の女神と言われるギフチョウの食草で、雪国植物園には多く生育しており、したがってカタクリの咲く季節にギフチョウの優雅な飛翔を見ることが出来る。
 この花は変わっていて、これが花かと驚く人も多い。雪解け後、常緑の葉の下の地面に3〜4aの暗い茶褐色の固い花が見られる。
 名前は越の寒葵と書くがカンアオイの類はその種を蟻が運ぶためか、分布域が狭く地方独自の種が存在する。方言でブンブクチャガマとも言う。