コオニユリ (ユリ科)
栽培されている中国原産の鬼百合に対し、野生種の小鬼百合は、花が鬼百合と見分け難いほど似ている。しかし花がやや小さいために命名されたもの。 野や山の日当たりの良い湿った所を好み、草丈も二b近くになることもある。 葉の付け根にムカゴをつけるオニユリに対し、このユリはムカゴがつかないので区別できる。 長い花柄の先に下向きに咲くこの花は緑の草原の中でも目立つ存在である。