ケナシヤブデマリ (スイカズラ科)
湿ったところの好きな落葉低木で、雪国植物園でも中腹の小川の辺地や林内の小池の縁や杉林の中などに生えている。 木はややあばれる感じの枝振りで、ガクアジサイに似た白い大型の花をつける。 中央が両性花で周辺をとりまくのは飾り花である。同じ科のムシカリとそっくりの雰囲気だが、この木の葉の方が卵形で葉の先がとがっているし、花期がこの花のほうが遅いので区別がつけやすい。横に広がって段上に咲く花の盛期は遠くからでもよく目立って見事である。