カワラナデシコ1

  
カワラナデシコ 
(ナデシコ科)

 秋の七草の一つとして昔から親しまれているが、咲き始めるのが7月頃なので夏の花である。
 美しい花なので夏の七草があるとすれば夏の七草の代表選手になったかもしれない。多分、初秋に咲き残った薄紅色の美しさを山上憶良が万葉時代、和歌に詠み込んだのだろう。
 撫子は可愛らしい花と言う意味で、川原に多く咲いているから、川原撫子の名が付いた。オミナエシの黄色、キキョウの紫、そして撫子のピンクは草原の美しい色のハーモニーだ。