カキツバタ (アヤメ科)
昔から和歌に詠まれ、絵画にも登場している。命名の由来はこの青紫色の花を衣にすり付けて染色したことから「書き付け花」であり、それが訛って「カキツバタ」になったと言う。 雪国植物園では五月にまずアヤメが咲き、続いてカキツバタ、そして最後にノハナショウブが梅雨時に咲いてアヤメ科の花の競演が終わる。 カキツバタは根が直接水に触れる池や小川の浅いところを好むので、花びらの基部の白い斑紋と共に見分けるポイントの一つと言える。