イカリソウ 
(メギ科)

 花の形を見れば船の錨から連想されたものとすぐ理解できる。イカリソウは太平洋側のもので、ピンクの花色が美しい。冬場に空っ風が吹き乾燥する土地柄故に、秋には翌年の発芽に備え、地上部分を全て枯らして姿を消す。
 日本海側のトキワイカリソウは雪の下の気温が零度で一定し、湿潤でもあるので地上部分を残したまま越冬する。白花が多いが紅紫色のものもある。
 雪国植物園のピンクの花のイカリソウは対比をするために植栽されたものである。