ホクリクネコノメソウ 
(ユキノシタ科)

 山地の湿ったところに群落をつくって咲く。雪解けあとの緑の少ない季節に黄色の色彩は印象的であるが、実は花のように見えるのは太く柔らかい花茎の先の葉の色で、その先に小さな花が集まっている。果実に縦の裂目ができるので猫の瞳に見たてて命名されたとか。
 ホクリクの名がついたのは新潟県から山陰地方の日本海沿岸地方に分布しているからで、日本海側雪国の植物である。