ヒロハテンナンショウ1

    
ヒロハテンナンショウ 
(サトイモ科)

 雪国植物園のやや湿った林内で普通に見られるテンナンショウの類で、たくさん自生している。ヤマコンニャクの方言もある。特長をあげると五枚の広い葉があるように見えるが実は葉は一枚で鳥足状の五枚の小葉であること。花の苞は白い縦縞のある浅い緑色であること。秋に赤い集果だけを残して草の部分が枯れること等があげられる。
 名前は「広葉天南星」と書き、葉の形と赤い実から名をつけたものである。