ハハコグサ1


ハハコグサ 
(キク科)

 道端やちょっとした空き地に生えているので、身近な野草と言える。越年草である。降雪前の枯野に、この草が粉をふいたような白緑色の柔らかそうな草姿で生えていると、雪に負けずに頑張れよと声をかけたくなる。
 春の七草のオギョウはこの草の別名で、若芽を餅につき込んで食べたり、煎じて咳止めにしたり、昔から人に利用されてきた。
 茎の先に集まって咲く黄色の小花と淡く柔らかそうな緑色の葉がバランスのとれた美しさを見せる。