ゲンノショウコ　（フウロソウ科）

　注意深く見ていると、山の道端や土手の草の中に結構ある。花は直径一�a位で、白い梅に似た形をして美しい。花の割に特長のある葉が大きく、しかも地面を這ったり斜上したりしているので、草姿全体とするとそれほど綺麗だとは思えない。
　この草の名の「現の証拠」とは薬効の素晴らしさを表現したものだ。つまり花の咲く頃、全草を採り根以外の部分を乾燥させ、これを煎じて飲むと下痢や腹痛が即座に止まることによる。