アゼムシロ 
(キキョウ科)

 アゼムシロも別名のミゾカクシも、畔や溝などの湿地で、地面を覆い尽くすほど繁茂する群落の状態から命名されたものだ。
 茎は地面を這い、花は1a位で目立つ存在ではないが、よく見るとピンクの変わった花姿に魅力を感じてしまう。方言の「三本鍬」は花姿からのものだろうが、この花がキキョウ科のものとはとても思えなかった。しかし、サワギキョウも似た感じの咲き方をしてキキョウ科なのだからと、変な形で納得することにした。