アキカラマツ 
(キンポウゲ科)

 山野草に興味を持ち始めたばかりの頃、山草の写真集にミヤマカラマツの美しい姿が載っていた。深い山にあるとは書いてあったが雪国植物園内にもあるのではと探し歩いたことがある。
 花の季節でない春、写真とそっくりの葉をつけた草を見付け、もしかしたらと花の咲くのを待った。もちろんその頃はアキカラマツの存在を知らなかった。
 真夏、草丈一.五b位、数多く枝分かれした茎の先に黄緑色の小さな花をつけた草姿は大味で風情がなくガッカリしてしまった。