アカバナ 
(アカバナ科)

 目立つ程でもないが、よく見ると淡紅紫色の四枚の花ビラの小さな花が楚々として可愛い。
雪国植物園では湿地帯の小川のほとりに草丈五十a前後のものが見られる。湿地を好むらしい。
 茎は地下茎から直立し、葉は向かい合って茎を抱くようにしてつく。
 この花の名は、最初、赤い花から単純につけられたとばかりと思っていたが、実は秋に向かって葉が紅紫色に紅葉するために「赤花」と付けられたとか。